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  • 執筆者の写真shibuya

ションダ・ライムズの脚本クラスを受講しました【テレビドラマの書き方】

更新日:6月3日


ションダ・ライムズの脚本コース
テレビドラマの構造をレクチャーするションダ・ライムズ


ションダ・ライムズは、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」「ブリジャートン家」「令嬢アンナの真実」など、数々のヒット作を手掛けたショーランナー、脚本家、テレビプロデューサーです。


私は上記で挙げた三作とも好きで、ションダ・ライムズのファンでした。ションダ・ライムズの作る物語は、王道でありながらもどこか新しさが感じられて、さらに女性のキャラクターがみな賢くて、強くて、かっこいい……こんな作品を書いてみたい! と憧れの気持ちでションダ・ライムズの作品を追っていたところMasterClassというオンラインコースで、ションダ・ライムズのレクチャーが受講できると知って、さっそく受講してみました!


以下は、ションダ・ライムズの講義のポイントを自分用にメモしたものになります。


個人的にとてもためになったので「ションダ・ライムズの脚本が好き! ションダみたいな脚本が書きたい」という方や、「ハリウッドの脚本家の講義に興味があるという方は、ぜひチェックして頂ければと思います。


目次


 

ションダ・ライムズの脚本術:書き方の指針


★説得力があって、真実味があるキャラクターが、説得力のある行動を「オリジナルな方法で」する


★書き始まるまえに、「それはほんとうにオリジナルなアイデアか」を考える。このシーン観たことある……はNO! Do something original!


★何が主人公にとって最高のシナリオか、を考えて主人公に試練を与える


★「主人公の秘密」を理解、設定しておく必要がある


★キャラクターの脆弱性、弱みも書く


★平坦なストーリーは誰も望んでいない


★次の日、夕食で、「どう思った?」と話したくなるようなストーリーを作る


ションダ・ライムズの脚本術:記憶に残るキャラクターを作る方法


・Fakeに見えない、実際の人間の行動に見える行動をとらせる


・女性をバカっぽく描かない。世の中の映画やドラマは、女性を過度にバカに書きすぎている


・Rethink(もう一度考える)……とくに、性別や人種など、固定観念にとらわれていないか検討。少し変えるだけでユニークなキャラになるかも


・アクティブなキャラクターにする。受動的なキャラクターはNG


・ナチュラルにキャラクターを進化させていく。キャラクターはストーリーのなかで変化していくもの


・キャラクタージャーニーにフォーカスする。キャラクターが何を求めているのか、明確にする


ションダ・ライムズの脚本術:作品を売り込むコツ


・作品をテレビ局に売り込むときは、「めちゃくちゃ感動的」「かなり面白い」「とんでもなくロマンティック」など、ウリを明確にして伝える


・グレイズ・アナトミーをテレビ局に売り込んだときは、「セックスと手術」という「SEX AND THE CITY」を想起させる言葉と使ってどんな市場を狙うのかを明確にした


ションダ・ライムズの脚本術:基本の脚本の構造


一時間ドラマには基本的に5つのACTがある。


ACT1

・キャラクターをエキサイティングな方法で紹介する

・観客を惹きつける

・どんな世界なのかを紹介する

・キャラクターや世界の問題点を見せる


ACT2

・問題がエスカレートする。


ACT3

・最悪なことが起こる


ACT4

・タイムリミットが迫って来る


ACT5

・キャラクターに勝利が掴む。


ポイント

・一つひとつのACTがどこで終わるのか、どこに向かうのかをしっかり把握しておく

・「わあ!おどろいた」「面白い!」がアクトの終わりにくるようにする


ションダ・ライムズの脚本術:脚本を書くために効果的な習慣


・創作のプロセスは筋肉のようなものだと考える。鍛えれば鍛えるほどよい


「私にとって、書くことはランナーになることにとても似ています。もしあなたが毎日走らなければ、走るのは難しくなるでしょう」by ションダ・ライムズ


・書くための手助けとなる儀式を見つける。たとえば、ノイズ・キャンセリング・イヤホンをしたら、即書き始める……とか


・スケジュールとデッドラインを決める!


・ライターズ・ブロック(ものを書く人によくある、書けなくなって行き詰る状態)になったら……いったんおいておき、ほかのプロジェクト・作品にとりかかる!


ションダ・ライムズの脚本術:脚本を編集する


・脚本を声に出して読んで、演じてみる


・プロットに影響がない行動はカットする


・脚本を第三者に読んでもらいフィードバックをもらいたいときは、説明したり謝ったりせず、事前情報ゼロで渡す


ションダ・ライムズの脚本術:ドラマや映画の脚本家になるためにするべきこと


※ハリウッドのケースなので、日本の参考にはならないかもですが、一応メモします。私の周りで脚本家になった人のルートはコチラの記事にまとめました。


・フィルムスクールの学費は、現在高騰しているので、学校にいけない人も多いだろう。その場合は、テレビ局のライターアシスタントとして職を得るか、それができなければ、テレビ局のコピー係とか……なんでもいいので、とりあえず現場の近くで職を得る


・同じ志を持つ仲間とネットワークを作り、情報交換する


・オリジナルの作品を作って、「自分自身の声」「作風」を知らしめる


・何があっても書く。業界の人々は良いライターをいつも探している。いいものを書けば目に留まるチャンスはやってくる


ションダ・ライムズの脚本術:チームで脚本を作るために大切なこと


・仲間の脚本家はライバルではなく仲間。皆を助けるような行動をとること


・優しい人間であることが大切


・「ここは私がいるべき場所じゃない」「他の人はみんなベテランだし……」など萎縮する必要なし! その場にいるということは、あんたがその場にふさわしいということ。自信をもって!


ションダ・ライムズの脚本術:ライターとして生きるには?


・「ライター」とは毎日書く人のこと。10分でもいいから毎日書く!



 

………以上が、ションダ・ライムズのMaster Class「Teaches Writing for Television」で私が「これは覚えておかねば!」と思いメモした、メモした一部です。


こちらのオンラインコースは、様々な脚本家のコースが受け放題で一年間一万五千円くらいだったかな? 値段はコースによって変わるので、気になった方はサイトをチェックしてみてください。


個人的には、ションダ・ライムズが脚本を作る際のリアルな話が聞けてとても勉強になり、満足感が高かったです。(基本的にレクチャーは英語で、英語や日本語の字幕をつけてみることができます。ですが、日本語の字幕のクオリティが低いので、英語がある程度わかる人にしかおすすめできません)


Master Classではションダ・ライムズだけでなく、アーロン・ソーキン(ソーシャル・ネットワーク)や、ジャド・アパトー(40歳の童貞男)などのクラスも受講したので、機会があれば、また学びをシェアしていきたいと思います。


さてと、10分でもいいから脚本書くぞー!


4 comentarios


和泉
和泉
3日前

Master Classの存在は知りつつもこれまで受講していなかったのですが、どうにも心が惹かれてきましたw

ぜひまた機会があればシェアしてください😍

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和泉
和泉
3日前

こちらの記事とても面白かったです!自分も「グレイズ・アナトミー」が大好き(特に初期)だったのですが、脚本家の方がこんな指針を持っていたと知ることが出来、とても新鮮でした! 「次の日、夕食で、「どう思った?」と話したくなるようなストーリーを作る」というのはまったく考えたことのない視点だったのでw、机の前に貼って意識してみようと思いました。

他の記事もじっくり読ませていただきます!

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和泉
和泉
3日前
Contestando a

シーズン1の第一話は力強く、無駄がなく、鮮やかで、本当に「神回」という言葉がぴったりくる出来でしたよね😍 グレイズは選曲も素晴らしくて、自分は特にクリスティーナがメレディスの前から去るシーンで「Life is Short」がかかった時に全身がぞくぞくしましたw(その後、サントラを買っていまだに聞いてます😂)

「意見が割れるようなトピック」を入れられるのはやはり群像劇ならではの強みかもですねー(かき回す系のキャラが何人もいましたもんね)。グレイズはキャラクターの彫りも配置も完璧で「すごいなぁ...」と感嘆しながら見ていたのですが、さらにアディソンという恐ろしく魅力的なキャラも出てきた時には「まだパワーアップするんかい!!!」と度肝を抜かれたのを覚えています🤣

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