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  • 執筆者の写真shibuya

シナリオセンターは意味ない?4つの脚本スクールに通った結果

更新日:5月16日


脚本スクール

 

先日、お笑い芸人ラランドのポッドキャストを聞いていたところ、小説も書いておられるニシダさんが「シナリオ・センターの通信講座に通い始めた」と語っておりびっくりしました。私も、数年前、シナリオ・センターに通っていたことがあり、懐かしく思い出しました。


シナリオ・センターは脚本スクールに通いたいと思った人が、一番最初に候補に挙げるスクールなんじゃないかな、と思います。

 

歴史が長く、様々な素晴らしい脚本家を輩出し、脚本のコンクールでは全員がシナリオ・センター出身だということも珍しくない老舗ですが、「シナリオセンター」と検索すると、「意味ない」という検索ワードがサジェストされます。

 

どうやらシナリオ・センターに入学するのって意味ないのかなあ……と入学を迷っている人が多ようです。


今回は、ほんとうにシナリオセンターに通うのは意味がないことなのか、脚本スクールはどういったことが学べるのか、どういった脚本スクールがあるのか、を簡単に解説していきます。

 

何故こんな記事を書いているのかというと、私自身、シナリオ・センターに通い、その後いくつかの脚本スクールに通った経験があるからです。この経験が、脚本スクール選びで迷っている人の参考になれば、嬉しいと思い、書くことにしました。

 

目次



 


脚本スクール1 シナリオ・センター表参道校


タイトルに書いた通り、私はいままで4つの脚本スクールに通っています。最初に通ったのは、シナリオ・センター表参道校でした。きっかけば、当時習っていたバレエ教室へ行く途中、シナリオ・センターの看板が目に入ったからで、いうなれば偶然でした。

 

シナリオ・センターでは基礎をきっちり教えてくれる。通ってよかった!

ナリオ・センターには様々なコースがあるのですが、最初に通ったのは8週間講座だったかな? シナリオの基本的な書き方を学び、短い作品を書いて添削してもらう時間もありました。

 

結論から言うと、最初にシナリオ・センターに通ってとてもよかったと思います。


右も左もわかっていなかった私に、基礎的な知識を教えてくれましたし、毎回添削してくださる方が、まるで「こうぺんちゃん」(全てを肯定してくれるペンギンのキャラ)のように、「すごーい」「素晴らしい」「このまま書き続けてください!」等、モチベを上げてくれるタイプだったのも、私にあっていました。ここで私は、「ほー、私って脚本むいてるのかな! ふふふ」と調子に乗れたのです。

 

これが、すごく重要なことだな、とあとから思うんです。調子に乗らないと、こんなに時間がかかって誰に求められているわけでもない作品を楽しく描き続けるのって、ムリだと思うので。シナリオ・センターの先生方、および添削してくだった方、励ましてくれて、ありがとうございました。

 

これから脚本を新しく学ぶという方にはシナリオ・センター、おすすめです!




シナリオ・センターが「意味ない」と思う人はどんな人?


私にとってシナリオ・センターは「意味ない」ものではまったくなかったんですが、基礎的なことはすでに身についている人が基礎科や8週間講座に通うと、物足りなく感じて、「意味ない」と思うこともあるかもしれません。

 

また、シナリオの書き方は日々変わってきているので、シナリオ・センターで学んだ内容が古いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。たとえば、私が通っていた当時は、キャラの名前は男性が苗字で女性が名前で書く、と教えられていますが、現場ではこういったルールは現状ありません。


シナリオの書き方の常識は日々少しづつ変わってきているので、シナリオ・センターに限らず、学んだことに固執せず、アップデートしていく必要はあるかと思います。

 

ちょっと長くなっちゃったので、私が通ったあと3つの脚本スクールは駆け足で紹介していきます。

 



脚本スクール2 映画美学校 脚本コース


映画美学校の脚本コースは私が通っていたときは、一年のコースで前半と後半に分かれいたのですが、私は前半だけで止めてしまいました。シナリオ・センターで学んだことと被っているところがあり、私的には少々物足りなく感じました。初学者の方にはよかったのかもしれません。



 

脚本スクール3 ドラマデザイン社 シナリオインキュベーション


ドラマデザイン社の脚本スクールでも、前半は「知ってることが多い」と思いました。これはドラマデザイン社が悪いのではなく、何度も脚本スクールに通っている脚本スクールジャンキーの私が悪いです。


ただ、長編を時間を決めて書き上げる経験はとてもよかったです。締め切りがないと書けないという人にお勧めのスクールです。また、こちらのスクールは、シナリオ・センターで学んできた方が多かった印象です。基礎は理解していて、長編をすでに書いた経験がある中級者向けのスクールかと思います。

 



脚本スクール4 エム・エーフィールド シナリオ実践講座(全4回)


最後に、現在私が所属している脚本家事務所エム・エーフィールドの脚本スクールを紹介します。こちらももともとシナリオ・センターで学んできた中級以上の方が多い印象です。シナリオの書き方などを学ぶのではなく、毎回短編を発表し、講評をもらうスタイルです。


私のような締め切りやテーマを提示されないと、なかなか筆が乗らない、という方に適した脚本スクールだと思います。ほかの受講者の方の感想やアイデアも聞けるので、視野が広がります。

 



おまけ オンライン脚本スクール MasterClass


オンラインで脚本を学べるコースもいくつかありますが、私が受講したのはMasterClassというオンラインの脚本コースです。


基本的に録画を見る形なので、質問などはできませんが、『グレイズ・アナトミー』のションダ・ライムスや『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンなど、個人的にも好きな作品の脚本家の話を聞けるのは刺激になりました。


MasterClassを受講される場合の注意点としては、ある程度英語が理解できる必要があるという点です。日本語字幕も一応ついているのですが、字幕が雑で、実際に話していることの三分のいちくらいしか翻訳してくれていません。ですので、字幕なしでみるか、英語字幕をつけてみるかのどちらかを推奨します。

 


 


脚本スクールに通ったあとは、実践あるのみ!


長くなってしまいました。基本的に、私が通った四つの脚本スクールはどれもカリキュラムがしっかりしていて、モチベーションがあれば多くのことを学べると思います。

 

注意したいのは、基礎を学んだあと、また基礎を教えるスクールに行くと、知ってることばかり……となってしまう可能性がある点です。


また、脚本スクールに通っていると、何かを学んでいる気持ちになりますが、脚本を上達させるためにもっとも大切なのは、学習より実践です。

 

脚本スクールが楽しく、多くのことを学べたので、いまでもまた通いたいという気持ちが定期的に湧いてくるのですが……脚本を上達したいのなら、四の五の言わず、書いたほうがいい! とも思います。自戒を込めて……。

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